日々のつとめ

カエルワナビーがアメリカで日々のいろいろを綴る話

日本で運転したことがない人がカリフォルニアで普通運転免許を取る話 【後編】

仮免許は受かった…あとは実地試験だけ!

という状況になり、パートナーの車で休日の朝に広めの駐車場で練習することに…なったのです、が…

私の運転に対する恐怖心は消えず、アクセルは全く踏めない。(踏んでも15㍄が限界!)

そして同乗しているパートナーは、常に助手席についてる上のバーと何故かシートベルトを握りしめ続けるという恐怖心もあり、運転の練習は難航。

ほとんど車がいない駐車場内を一定方向にぐるぐる回るだけというところまで出来たのですが、それから一旦練習から離れてしまいました。

 

そして時間だけが経ち三ヶ月…。

もう限界だ…!ということで素直にドライビングスクールに通い始めました。

※ドライビングスクールは当時通っていたESLの奥様方から評判を聞いて決めました。

 

教習所に行くのではなく、先生が家の前まで来てくれるという安心プランで、練習する場所まで行って教習スタートです。

でも慣れてきた4日目からは家の前から教習スタートになりました。

 

◎教習の流れ

教習1日目:広い駐車場でひたすら前進/後進の練習と、左右空いてる駐車場に入れて車を停める、出す練習

教習2日目:住宅地へ。スピードを25㍄出す練習と、左回りやUターン、信号機を渡る、路肩に止める、ストップサインで3秒とまるの練習

教習3日目:住宅地を転々とし、路肩に止めてバックの練習から一般道路へ。車線変更の練習して、サウスベイ地区から下道でLAXまで行く。

教習4日目:家の前からスタートして住宅地を経て一般道路へ。終始運転して自力で家まで戻ってくる練習。

教習5日目:家の前からスタートして住宅地を経て一般道路へ。同上。

教習6日目:ハイウェイ講習。初めて80㍄まで出す。

教習7〜9日目:とにかく運転に慣れる。矢印のない信号機でも右折、左折をマスターする。

テスト本番:落ち着いて受けるのみ。(ずっと運転練習していた教習車で受けました)

 

一日2時間講習でしたがあっという間でした。そして何より集中するので疲れる!

運転席に座って2日目で住宅地走るとか驚きでしたが助手席にもブレーキとアクセルがあるというだけで安心感ありました。

私は運転に対する恐怖心の塊だったのでドライビングスクール通って良かったです。費用も日本の料金金額に比べたらそんなに高くないです。全部で800ドル弱程でしたかね。

 

講習がない日でも運転できる時は運転するよう努めました。

当時夜間のコミカレに通っていたのですが、行きは迎えに来てもらいパートナーの運転で、帰りは自分で運転するようにしました。夜10時くらいで、学校から家までは20-30分くらいでした。(パートナーには怖い思いをさせましたが…)

 

講習以外練習しないより、少しでも自分で運転したほうが全然いいです。

 

◎テスト本番

車両保険に入っている書類等を先生が用意してくださっているのでそれを教官に見せてから、車両の確認。

ウインカーは両方つくか、ブレーキランプはつくか、クラクションを鳴らす、ワイパーはどこか、エマージェンシーライトはどこか、等の質問をクリアしてから教官が助手席へ。乗り込む教官に、「英語が不得意なのでゆっくり正確にお願いします!」と告げスタート!

リラックスと集中して教官の言う通りに進む。DMVに戻ってきたら、受験者専用の駐車場に入れて終了。

 

教官から総評を頂き、合否が言い渡されます。そして試験中に記載される教官メモをもらい受付へ。congrats! と言われつつ、ペラ紙のドライバーズライセンスをもらいます。(有効期限は1ヶ月半くらい)

正式なカードタイプは1週間くらいで家に届きました。

通常有効期限は取得してから5年だそうですが、私の場合はVISAの有効期限と同じになっていました。あと2年くらい…。うっ。

 

私が受けに行ったDMVは日本人に厳しいとか、全然受からない、絶対一回は落とされるとか怖い話ばかり聞きましたがすんなり一発合格できました。

現地のドライビングスクールに通ったおかげかもしれません。日本で手慣れた運転してた人ほど落ちる確率高いようです。基本的な動作の、首を回して死角を見る、ストップサインは3秒待つ、とか忘れがちだそうで。

日本で免許持ってるけどこちらの試験が不安な人はほんの数回だけでもいいのでドライビングスクールに通うことをオススメします。

 

落ちてしまった人は6ドル払って再試験です。

 

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ちなみに講習車は電気自動車でしたが、家の車は一般的な自動車だったので、アクセルの踏み加減が違っていて最初はものすごく違和感ありましたが慣れればなんてことなかったです。

 

本当に怖くて仕方がなかった運転も、助手席にアクセルもブレーキもついてる車で、先生と一緒に練習するだけで気持ちが軽くなりました。恐怖心に打ち勝つには決心して全力尽くすしかないです。

ただ取得した今でさえ、可能な限り公共交通機関に頼りたい気持ちは変わりません…。

LAは車は多いし、スピード出すし、狭い車間距離で車線変更してくるし、まだ怖くて市内は走れませんが、それでも道は広いのでなんとかなってます。

しかし大都市東京でササッと運転するタクシーの運転手さんはすごいなぁ。