日々のつとめ

カエルワナビーがアメリカで日々のいろいろを綴る話

ロサンゼルスからクルーズでメキシコに行く話

クルーズ…海に囲まれている日本でさえクルーズという単語は甘美で輝かしい雰囲気を醸し出します。そしてアメリカでもそれは変わりません。ただ、海に囲まれた日本よりもアメリカのほうがクルーズを手軽に楽しむ人が多い気がします。

 

そんなわけでロサンゼルスから初めてクルーズの旅に出てみました。

※2015年4月の話です。

 

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今回選んだのはPrincessCruiseという老舗のクルーズ会社であり、今は日本にも就航しています。

今回の日程は3泊4日でクルーズ初心者には持ってこいの丁度いい日程でした。

 

◎クルーズするには

・プランを決める

・ネット決済で金額支払

・事前に必要事項をネット上のフォームに入力

・船旅にでる

 

・プラン

プランは本当に様々で、何十日という長いものもあれば、今回のような3泊という短いものもあります。往復や、片道など選べるのでここで自分の旅のスタイルにあったプランを選択します。部屋もグレードがあり、窓が無い部屋からバルコニーがある部屋までだいたい4~5種類です。

 

今回の旅は

初日:夕方に乗船。夕食を楽しみそのまま泊。

2日目:朝にメキシコ/エンセナーダに到着。夕方前まで楽しみ、再び乗船。

3日目:一日中海の上。船旅を心から楽しむ。

4日目:朝着。

 

ロサンゼルスの港はLAXから車で30~40分ほどのロングビーチにあり、近くのクイーン・メリー号も目で楽しめます。駐車場は乗船する人用の場所に駐車可能です。(近いところが埋まると、少し遠くの方になりますがバスで輸送してもらえます)

 

・ネット決済

事前に手付金を払い、ある期日までに満額払うという流れです。(最初から満額払ってもよいですが…)

あと、よくみると事前に船旅全日程のチップの金額が最初から決まっているようで、事前にチップも共に支払っておくと、部屋清掃時にチップを置いたりやレストランでのあれこれ等はなくなります。アメリカっぽい。

 

・事前に必要事項入力

パスポート情報、アメリカでの滞在住所や、万が一の際の連絡先(乗船者以外を記載)、次のフライトがある人はフライト名を入力します。一番大事なのがクレジットカード情報です。

事前に登録するクレジットカード情報は、船旅で重要な役割をします。

乗船時のチェックインでは一枚の船内専用カードが手渡されるのですが、それがクレジットカード兼部屋の鍵として利用できるカードです。乗船時にはそのカード以外持ち歩かなくてOKの状態になります。なので常に財布は貴重品BOXにいれたまま。旅中はこれを無くさないように…。

基本、3食の食事は料金に含まれておりますが、アルコール類やエスプレッソを使った飲み物(コーヒーは無料)の注文時、カジノ利用時、お土産買う時等はカードの提示が必要です。

 

旅慣れた人は、カードを首から下げられるケース付きの紐を持ってきてたりします。売店でもカードを紐につけて首から下げるオシャレな紐も売っていたりします。

 

・船旅を楽しむ

客1人に対して2~3人の従業員がついているのではというくらい船で働く人が多いです。サービスもきめ細やかで、部屋は一日に数回掃除が入るので常に綺麗な状態でいられます。

船内のエンタメも充実で、子供から大人まで楽しめる内容がそれぞれの場所で開催されます。ヨガ教室からお菓子にお絵かき教室、プチゴルフ大会、バスケ大会にビリヤード大会、スロット大会…プール/ジャグジーは常に開放されていて、脇では軽食のピザやバーガーも常時提供(もちろん料金込みなのでお腹が空いたらいくらでも)。少し離れたところにスパもついてるので喧騒からエスケープもできます。

夜はジャズに合わせながらダンスしたり、船内とは思えない広い劇場でショーや舞台を鑑賞したり、プールエリアでは屋外映画上映も。

23時から開くバーや、カジノも遅くまであいてるので一晩中楽しめます。

 

船内の様子

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ただ、船旅なので、揺れるときは揺れます。でも保健室のようなところもありますし、常に綺麗な部屋で休んでも◎ 船に弱い方は酔い止め持参をおすすめします。意外と大人が酔ってしまい、子供たちは常にいつでもプールではしゃいでるということも…。

結構家族連れで来ている方も多く、お子様連れでも安心かと思います。プールは室内、屋外両方あります。プールは常に賑わっていますが、大人が集うようなバーや舞台は階が違うのでしっとり楽しめます。

 

メキシコに着いたら基本は自由なのですが(船から降りなくてもいい)、事前に予約しておいたツアーに行きました。街までは港からバスで移動しましたが、港からそんなに離れていないので、帰りのバスの時間は気にせず乗船時間までに歩いて帰りました。

 

エンセナーダの街の中心部

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到着は朝7時と聞いていたのと、港へ寄せる作業(エンジン音が大きので目覚ましになる…)で早々に起きました。が、結局下船したのは昼の11時近かったです。

なにせ2000人近くも乗っているので順番に降りるよう、最終日に部屋に番号が振り当てられ下船のための集合時間と場所が決まっています。(部屋の清掃が入るのでそこまで長く部屋に居られない。とはいえ朝ごはんは食べられます)

 

降りるときは一度メキシコに行っているので港でイミグレがあり、パスポートを出して再びアメリカ入国という運びです。

 

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船に乗る際に荷物を預け、チェックインカウンターを通り、乗船→部屋へ。

部屋に着いたら早々に避難訓練が行われます。終わって部屋に戻ると荷物が部屋に届いてます。

※ここで荷物の中に危険物があると部屋に届かず、地下の荷物検査場でストップ状態になります。自分同意と職員同席の元、自分でカバンをあけて危険物を職員さんへ預けます、下船したら戻されます。

旅慣れた人は、ペットボトルの水24本入りをパッケージそのまま担いで部屋にいれてました。確かに水を飲むのに中心部まで行かないと無いし、気軽に部屋で飲むにはこの方法が一番良いかもしれません。

ちなみにアルコールの持ち込みは制限があるので(確かワイン1本のみ可、それ以外は事前に預けて下船時に戻ってくる)気をつけたほうがいいです。

 

過ごしてみるとあっという間でした。こんなに手軽に素敵な旅ができるとは…!

クルーズは思った以上に良かったのでアメリカにいらっしゃる方はもちろん、日本からの旅もあるそうなのでオススメです。

 

この旅はパートナーと互いの両親と一緒の旅でしたがとても楽しかったので、両親へクルーズの旅をプレゼントするのもいいと思います。

 

話を聞くところによると、アメリカでは既に仕事から引退された方は一年の殆どを船上で過ごす方もいらっしゃるようです。その方に会うには港で待つか、封書なら先に行き先の港に届けるかだそうで…。

季節によって旅をする鳥のようにスイスイと国から国へと移動し、いろんな土地で過ごす人が見ている世界を見てみたいなぁ。

 

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