日々のつとめ

カエルワナビーがアメリカで日々のいろいろを綴る話

ヒューストンのNASA ジョンソン・スペース・センターに行った時のおまけの話

テキサス州ヒューストンのNASA ジョンソン宇宙センターに行った話のおまけです。

 

敷地になにやら見慣れた景色が。

…おや?

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テキサスの牧場によく見る風車。

 

…ということは、やはり、いました。

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NASA牛。

…いや、NASAビーフ?

 

飼っているのか…実験なのか…はたまた宇宙に連れて行くのか…

謎は深まるばかりです。

 

それから、あまり暑くない朝早い時間だとこちらも。

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NASA鹿。

…多分、野良NASA鹿。

 

これも全部NASAの敷地で見ました。

宇宙だけじゃない、NASA ジョンソン・スペース・センター。

 

テキサス感ありますね。

ヒューストンのNASA ジョンソン・スペース・センターに行った話

先日の在外選挙のためだけにヒューストンに行ったわけですが、

このまま帰るのもなぁ…ということで、

NASA ジョンソン・スペース・センター

に行って参りました。※記事は写真も多用しており、やや長です。

 

言わずと知れたフロリダから飛んだ/飛ぶ予定の宇宙飛行士のみなさまが訓練を行う場所でございます。

 

出迎えてくれたのは、スペースシャトルのインディペンデンス号とB-747

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このインディペンデンス号はもともとケネディ宇宙センターで実物大模型として展示されてましたが、フロリダにアトランティスの実機を置くということでヒューストンに輸送されてきたものです。下のB-747輸送機は実物です。

 

そしてここヒューストンのNASAの一番の目玉はなんといっても実際の施設を見て回れるトラムツアー!

どのガイド本にも注目のツアー(所要時間1時間半)として書かれていますが、

実際は違います。

 

注目ツアーなのは確かですが、みんな詳細説明足りなさすぎです。ガイドだけを鵜呑みにすると時間配分ミスると思います。

実際には、4つのトラムツアーに分かれていて、それぞれ、1つの施設を見学できるようになってます。

 

・ブルー:アポロを月まで送るために周回軌道にのせる用のロケット、サターンV実物見学ツアー

レッド:ISSや最新火星探査機ORIONの試作機などが見られる研究室ツアー

シルバー:スペースシャトル、アポロ13号などと実際に通信を行った司令本部ツアー

ホワイト:スペースシャトルを宇宙へ飛ばすため、地上での細かいシュミレーション機器が展示してあるツアー

 

1つは大体45分くらいのツアーで、トラムに乗るまでの待ち時間もあります。人が多いと乗れないので次の便まで待ちです。

トラムのタイムスケジュールは無く、山手線ほど回転早くないですが、10分〜15分待ってるとわりとトラムがやってきます。

ただ、日本のように座席にあわせて一人一人きっちり奥から乗せるとかはなく、大体人数乗ったら出発です。

 

見学所に着いたらトラムはそのまま帰るので、見学し終わったら次の便で来たトラムに乗って帰る、というのがトラムツアーのスタイルです。

(この回の見学者のみなさんは、みんなで一緒に次来たトラムで帰りますので席を覚えておいてください、という案内はレッドシルバーしかなかったです。ブルーとホワイトは見学所に居たかったら居たいだけ居られると思います。)

このトラムツアーの放置気味なオペレーション具合に真面目〜な日本の方々はきっと驚かれる方も多いでしょうけれど、郷に入っては郷に従え、で柔らかい気持ちで受け止めましょう…。

 

ただ、本当にトラムツアーは好きな人には大変興味深いツアーです。

今回は幸運なことに4つ全て制覇しましたのでその様子を少しだけ!

 

ブルー:アポロを月まで送るために周回軌道にのせる用のロケット、サターンV実物見学ツアー

 

正直これが一番印象に残りました。アメリカが人類を月まで送り出そうとしたアポロ計画が垣間見れます…!

格納してあるハンガーは98年製だそうです。

 

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中に入るとサターンVが、ダーンッ!と横たわっており、そのエンジン噴射のお尻の大きさに驚きます。

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とにかく大きくて写真にはいらない。

説明員さんは一人でマイクもないので近くに寄らないと説明聞こえません。なので必死についていきます。

そして先頭にたどり着くと全貌が!

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サターンVは大きく3つにわかれまして、写真一番奥と、真ん中ニ番目は燃料タンクです。一番奥の燃料タンクはプールに入れた燃料を1秒で使い切るというダイナミックな燃料タンクでした。

ちなみに!!!

このサターンVは、本当に実物で、先頭にはアポロ18号で使われるはずだったアポロ18号の作りかけ(説明員さんにこれも本物か聞きました)も付いてました。

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計画中止になったから今、ここにあるのだね…。

 

レッド:ISSや最新宇宙船ORIONなどが見られる研究室ツアー

 

完全に研究室見学ツアーです。

研究室を上から見下ろす形で、平日であればきっとNASA職員の皆様が働いているであろう施設です。

手前には、ISSと同じものが。

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先日、大西宇宙飛行士が乗って行ったソユーズの旧型版も。

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そして現在、NASAが目下研究開発推進中である宇宙船、ORIONの試作機?の姿も。

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あとは、細かい実験アレコレなどが置いてあり、ザ☆理系の研究室!という雰囲気が漂います。

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シルバー:スペースシャトル、アポロ13号などと実際に通信を行った司令本部ツアー

 

はい、これも心震える人もいると思います。

実際に米国の歴史的建造物として認定されている建物で、前の世代が宇宙との交信を行っていたコマンドセンターです。

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これが司令本部…!

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今見ると古めかしいですが、当時は最先端技術の塊だったかと思うと感嘆の息がもれます。

見学部分には、今の司令本部のLIVE映像も流れてました。

先日のソユーズ打ち上げでもNASA配信の映像にはこの最新司令本部も映ってましたね。

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ちなみに、説明員さんがついたツアーの中でもこの司令本部の説明員さんが一番上手でした。司令本部とガラス一枚隔てた軽い劇場みたいな並んだ椅子に一同座らされて一言。

 

ここは、当時、エリザベス女王も、多くの偉い人達(VIP)もここの座席に座って司令本部を見ていたんだ…。

ということは、どういうことか・・・わかるかい?

…そう、今日ここに来た君たちもVIPということだ、ネッ☆

 

アメリカ〜!

 

ホワイト:スペースシャトルを宇宙へ飛ばすため、地上での細かいシュミレーション機器が展示してあるツアー

 

正直、理系の人なら興味深いと思いますが、理系以外の人なら全然面白くないかもです。

地上でどういうシミュレートしてたか、そしてその実機、が展示されております。

 

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こんな配線になってるとか、どんな実機使ってたか、とか。

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あとは宇宙に行ったスペースシャトルのアトランティスにはられていたUSの幕の展示なども。

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2016年7月現在行われているツアーは以上の4つでした。

到底1時間半で全ては回りきれないボリューム感です。

詳細説明が無いガイドを見て、行く方はご注意!本当にご注意!

 

もちろんツアー以外にも展示や映像などもあります。

出迎えてくれたインディペンデンス号の内部を見学出来たりしますのでこちらもおすすめです。流石に内部は実物大模型でないと入れないでしょうから、ぜひ。

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スペースシャトルのコックピットだったり

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お腹(ハッチ)部分の内部だったり、見学出来ます。

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ちなみに見学も超人気なので、ネット上でタイムパス(ファストパスみたいなもの)を事前に取っておくと、その時間になったら優先的に見学できるのでとても良いです。

 

あと1つ、常設展の展示物にはアポロ17号も展示されてますが、

私にはそれを上回る注目すべき展示物がここにはあります。

 

アポロ13号がピンチになった際に、二酸化炭素をフィルタリングするための装置を地球側で作った試作機の実物です!!

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サラリと展示してますが、実際に映画の中にも出てくるものです。

詳しくは映画『アポロ13』を!!

 

なんだかんだで朝9時の開園時間と同時に入ったのですが、7時の閉園時間近くまで丸一日居てしまいました。

 

宇宙が好きな人にはたまらない場所かと思います。

7月で夏休み期間中だったからか子供さんもいっぱいでした。

選挙のついで、とはいえ行って本当に良かったです。そして次はフロリダにも行きたいです。

 

西日がかかる、ジョンソン宇宙センター

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ヒューストンは全米でも4番目に大きな街とは言え、このNASA見学で満足したので

翌日は車で5時間かけて帰宅しました。

参議院選挙のために車で4時間かけて投票しに行ってきた話

アメリカに住んでいても選挙権があるので、一票を無駄にしないため在外投票に出かけました。

 

ただ、ここは広大な土地、テキサス。

 

郵送を除く直接投票は、ヒューストンにある日本国総領事館でしか行えず…。

 

郵送の場合には、投票用紙を日本から事前に取り寄せる申請をして、こちらで受け取って、また日本に送り返す、という作業があります。

ですがアメリカの郵送をあまり信頼しておらず(紛失や放置などもあるので…)、本当にきちんと投票用紙が届くのか心配…!

 

というのでノーステキサスから4時間かけて南下して直接投票しに行ってきました。

 

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ようやく着いたっ…!!!在ヒューストン日本国総領事館っ!!

無事に選挙権行使し、投票完了です。

 

日本ではまもなく選挙日ですね。

徒歩で行ける近くの小学校や、公民館などで投票できる環境はなんと素晴らしかったことか…、と、ヒシと感じました。

 

選挙権を持つ方は大事な一票をムダにしないためにもぜひ選挙へ。

行けない方は不在者投票をお忘れなく…!

日本からのお土産でウレシイ物/海外へ行く人へ持たせる最適なお土産の話

夏、ですね。

こちらは既に日中の気温37度以上を記録中の夏まっさかりです。

 

さて、先日、日本から素敵な素敵な逸品が届きました。

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紀文 うなぎや 5個セットです。

 

紀文、というと、はんぺんだったりかまぼこだったり、という魚類練り製品の印象が強いのですが、うなぎも扱っているのですね。

頂いて初めて知りました。

 

そして早速…ヽドン!/

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※ 一匹が大きいのでわけわけした半分のサイズです。

 

アメリカにいるとなかなか美味しいうなぎにありつけない(あっても冷凍、お店であってもとても高い)ので、

コレはご馳走中のご馳走でございました。

 

もう美味しくて涙がちょちょ切れました。

あぁ、うなぎ、あぁ、山椒、そしてこのタレ…。

 

賞味期限もほどよく長く、米国に送って頂いた際には検閲等で引っかかることもなくすんなり届きました。

 

海外にいる、もしくはこれから海外に行ってしまう身内、親戚、友人、恋人、職場の知人がいる方で何か送りたい方、お土産に何か持たせたい方は是非にこのうなぎをオススメします!!!!

春夏秋冬、喜ばれると思います。高級感あります。

 

今年の土用の丑の日は7月30日ですってね。

夏もやっぱりうなぎです。

とても贅沢だけど、また食べよう…。(うきうき)

庭に来ている野ウサギの話

これまで数回登場している野ウサギですが、ふと庭を見たらこんな悩ましい(?)姿で寝そべっておりました。

 

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でろーん。

 

ここ数日、暑さがひどくて36度以上を連日記録中です。

さすがの野ウサギも暑さでだらけたりするのか、とこれまで毛嫌いしていた野ウサギに親近感。

 

夕暮れになると(それでも33度とかあるのですが…)ピョコピョコ活動を開始するようです。

 

普段丸まっている姿を見かけるのですが今日は伸びていました。

 

これが

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こうなる。

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結構筋骨たくましいんですね。あと一応首あるんだ。とか思いました。

 

これまで2匹でいるところを見かけていたのですが最近1匹しか見かけないです。片割れはどこに?

テキサスで実弾を使ったハンドガン講習を受けた話

ハンドガン/銃…使ったことありますか?

私は一度もなかったのですが、アメリカ移民の嗜みとして、そして周りの人も持っている確率がやや高い州に住まう者として、正しい知識を入れておこうと街のハンドガン講習を受けてきました。

 

土日は満席状態が続いておりまして、予約できたのは3ヶ月以上も前!でした。人気講座ですね。

 

そしてようやく講習の日。

 

最初は座学で銃の正しい持ち方、構え方、基本的な部分の名称などの知識を頭に入れます。

 

銃の正しい持ち方。

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握るグリップ部分は右手の親指、人差し指、水かき部分をくぼみにあわせて緩みのでないようしっかりと固定。

両手の親指はクロスさせないように。

右手の人差指はトリガーを触らないように上部分に添えるだけ。

レボルバーの場合は弾を入れるところが回転するので親指は下に添えます。

 

それから弾のアレコレや、州をまたいで移動するときなども教えてもらいました。基本的にはその州の法律によりますが。。。

あと車内に放置してしまった状態(そんな状態があるのか…と驚きですが)で警察に捕まった時は速やかに正直に話すこと。など。

 

そしていよいよ実弾使った実践・・・!

射撃場には多くの方が練習しており、中には10歳くらい???という子供の姿も。。もちろんお父さんと一緒ではありますが。

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レボルバーも使った大体10丁ほどの種類の銃を触ってそれぞれ練習します。

練習風景はこんな感じで先生に見守られつつ撃ちます。

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軽く撃てるものから、撃つと身体の重心がブレるようなヘビーなものまで…。

練習の末、一応照準合わせて撃てるようになりました。

 

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多分これで一般的な銃の持ち方、扱い方は大丈夫です。

 

こちらには多くの銃とマシンガンの取り扱いをしております。

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リボルバーは完全に趣味のもので実用的ではないですね。撃ってみてよくわかりました。

 

隣のブースではマシンガンを撃つ人がいて、その音がすごいのなんの…。

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尋ねると基本的にここではすぐ購入できます。とのこと。(但し購入者情報はFBIに送られるそうです。)

州によりけりだそうですがここではうまく行けば30分ほどで購入完了、だそうでその手軽さにびびりました。

 

ひとまず、自分で使える武器をひとつ習得致しました。

アメリカ生活もこれで(やや)安心です。

実生活で使う時が来ないことを祈りますが…。

 

正直な感想は、手軽にトリガー引けてしまうのと、実弾の威力はとても怖かったです。

アメリカではほぼ毎日どこかで銃を使った悲しい事件が起こっておりますが、

簡単に、カジュアルに、撃ってはいけない。

アメリカ/テキサスで見つけた妊婦さんとお母さん一年生に優しい看板の話

大概アメリカのお店の入り口の近くには、車椅子を利用している方専用の駐車スペースが設けられているのですが、

こちらの地元のスーパーには、車椅子ご利用の方の隣にこんな看板の駐車スペースが。

 

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お母さん一年生と妊婦さんの駐車スペースです。

 

なんとまぁ、優しい看板…!!

 

このMarket Streetというのはノーステキサスに多く展開する自然派スーパーです。

 

ちなみにここの店舗の独自サービスだとは思うのですが、カートを使って買い物した後、そのまま駐車場までカートを押していこうとすると必ず店員さんが声をかけてくださり、「お手伝いします」とすっとカートを押して車までついてきてくださります。荷物を車に積んだ後、店員さんはそのままそのカートを回収、入り口まで持って帰ってくださいます。

 

同じMarket Streetでも他店舗ではこのサービスはないので、独自なのでしょうけれど、こんなに優しい店舗は初めてでした。

 

細やかな心遣いにほっこりした一日でした。