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日々のつとめ

カエルワナビーがアメリカで日々のいろいろを綴る話

ヒューストンのNASA ジョンソン・スペース・センターに行った話

先日の在外選挙のためだけにヒューストンに行ったわけですが、

このまま帰るのもなぁ…ということで、

NASA ジョンソン・スペース・センター

に行って参りました。※記事は写真も多用しており、やや長です。

 

言わずと知れたフロリダから飛んだ/飛ぶ予定の宇宙飛行士のみなさまが訓練を行う場所でございます。

 

出迎えてくれたのは、スペースシャトルのインディペンデンス号とB-747

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このインディペンデンス号はもともとケネディ宇宙センターで実物大模型として展示されてましたが、フロリダにアトランティスの実機を置くということでヒューストンに輸送されてきたものです。下のB-747輸送機は実物です。

 

そしてここヒューストンのNASAの一番の目玉はなんといっても実際の施設を見て回れるトラムツアー!

どのガイド本にも注目のツアー(所要時間1時間半)として書かれていますが、

実際は違います。

 

注目ツアーなのは確かですが、みんな詳細説明足りなさすぎです。ガイドだけを鵜呑みにすると時間配分ミスると思います。

実際には、4つのトラムツアーに分かれていて、それぞれ、1つの施設を見学できるようになってます。

 

・ブルー:アポロを月まで送るために周回軌道にのせる用のロケット、サターンV実物見学ツアー

レッド:ISSや最新火星探査機ORIONの試作機などが見られる研究室ツアー

シルバー:スペースシャトル、アポロ13号などと実際に通信を行った司令本部ツアー

ホワイト:スペースシャトルを宇宙へ飛ばすため、地上での細かいシュミレーション機器が展示してあるツアー

 

1つは大体45分くらいのツアーで、トラムに乗るまでの待ち時間もあります。人が多いと乗れないので次の便まで待ちです。

トラムのタイムスケジュールは無く、山手線ほど回転早くないですが、10分〜15分待ってるとわりとトラムがやってきます。

ただ、日本のように座席にあわせて一人一人きっちり奥から乗せるとかはなく、大体人数乗ったら出発です。

 

見学所に着いたらトラムはそのまま帰るので、見学し終わったら次の便で来たトラムに乗って帰る、というのがトラムツアーのスタイルです。

(この回の見学者のみなさんは、みんなで一緒に次来たトラムで帰りますので席を覚えておいてください、という案内はレッドシルバーしかなかったです。ブルーとホワイトは見学所に居たかったら居たいだけ居られると思います。)

このトラムツアーの放置気味なオペレーション具合に真面目〜な日本の方々はきっと驚かれる方も多いでしょうけれど、郷に入っては郷に従え、で柔らかい気持ちで受け止めましょう…。

 

ただ、本当にトラムツアーは好きな人には大変興味深いツアーです。

今回は幸運なことに4つ全て制覇しましたのでその様子を少しだけ!

 

ブルー:アポロを月まで送るために周回軌道にのせる用のロケット、サターンV実物見学ツアー

 

正直これが一番印象に残りました。アメリカが人類を月まで送り出そうとしたアポロ計画が垣間見れます…!

格納してあるハンガーは98年製だそうです。

 

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中に入るとサターンVが、ダーンッ!と横たわっており、そのエンジン噴射のお尻の大きさに驚きます。

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とにかく大きくて写真にはいらない。

説明員さんは一人でマイクもないので近くに寄らないと説明聞こえません。なので必死についていきます。

そして先頭にたどり着くと全貌が!

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サターンVは大きく3つにわかれまして、写真一番奥と、真ん中ニ番目は燃料タンクです。一番奥の燃料タンクはプールに入れた燃料を1秒で使い切るというダイナミックな燃料タンクでした。

ちなみに!!!

このサターンVは、本当に実物で、先頭にはアポロ18号で使われるはずだったアポロ18号の作りかけ(説明員さんにこれも本物か聞きました)も付いてました。

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計画中止になったから今、ここにあるのだね…。

 

レッド:ISSや最新宇宙船ORIONなどが見られる研究室ツアー

 

完全に研究室見学ツアーです。

研究室を上から見下ろす形で、平日であればきっとNASA職員の皆様が働いているであろう施設です。

手前には、ISSと同じものが。

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先日、大西宇宙飛行士が乗って行ったソユーズの旧型版も。

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そして現在、NASAが目下研究開発推進中である宇宙船、ORIONの試作機?の姿も。

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あとは、細かい実験アレコレなどが置いてあり、ザ☆理系の研究室!という雰囲気が漂います。

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シルバー:スペースシャトル、アポロ13号などと実際に通信を行った司令本部ツアー

 

はい、これも心震える人もいると思います。

実際に米国の歴史的建造物として認定されている建物で、前の世代が宇宙との交信を行っていたコマンドセンターです。

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これが司令本部…!

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今見ると古めかしいですが、当時は最先端技術の塊だったかと思うと感嘆の息がもれます。

見学部分には、今の司令本部のLIVE映像も流れてました。

先日のソユーズ打ち上げでもNASA配信の映像にはこの最新司令本部も映ってましたね。

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ちなみに、説明員さんがついたツアーの中でもこの司令本部の説明員さんが一番上手でした。司令本部とガラス一枚隔てた軽い劇場みたいな並んだ椅子に一同座らされて一言。

 

ここは、当時、エリザベス女王も、多くの偉い人達(VIP)もここの座席に座って司令本部を見ていたんだ…。

ということは、どういうことか・・・わかるかい?

…そう、今日ここに来た君たちもVIPということだ、ネッ☆

 

アメリカ〜!

 

ホワイト:スペースシャトルを宇宙へ飛ばすため、地上での細かいシュミレーション機器が展示してあるツアー

 

正直、理系の人なら興味深いと思いますが、理系以外の人なら全然面白くないかもです。

地上でどういうシミュレートしてたか、そしてその実機、が展示されております。

 

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こんな配線になってるとか、どんな実機使ってたか、とか。

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あとは宇宙に行ったスペースシャトルのアトランティスにはられていたUSの幕の展示なども。

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2016年7月現在行われているツアーは以上の4つでした。

到底1時間半で全ては回りきれないボリューム感です。

詳細説明が無いガイドを見て、行く方はご注意!本当にご注意!

 

もちろんツアー以外にも展示や映像などもあります。

出迎えてくれたインディペンデンス号の内部を見学出来たりしますのでこちらもおすすめです。流石に内部は実物大模型でないと入れないでしょうから、ぜひ。

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スペースシャトルのコックピットだったり

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お腹(ハッチ)部分の内部だったり、見学出来ます。

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ちなみに見学も超人気なので、ネット上でタイムパス(ファストパスみたいなもの)を事前に取っておくと、その時間になったら優先的に見学できるのでとても良いです。

 

あと1つ、常設展の展示物にはアポロ17号も展示されてますが、

私にはそれを上回る注目すべき展示物がここにはあります。

 

アポロ13号がピンチになった際に、二酸化炭素をフィルタリングするための装置を地球側で作った試作機の実物です!!

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サラリと展示してますが、実際に映画の中にも出てくるものです。

詳しくは映画『アポロ13』を!!

 

なんだかんだで朝9時の開園時間と同時に入ったのですが、7時の閉園時間近くまで丸一日居てしまいました。

 

宇宙が好きな人にはたまらない場所かと思います。

7月で夏休み期間中だったからか子供さんもいっぱいでした。

選挙のついで、とはいえ行って本当に良かったです。そして次はフロリダにも行きたいです。

 

西日がかかる、ジョンソン宇宙センター

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ヒューストンは全米でも4番目に大きな街とは言え、このNASA見学で満足したので

翌日は車で5時間かけて帰宅しました。